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サムシング・フォー #2-7

Auteur: 安井優
last update Dernière mise à jour: 2025-12-17 19:50:49

 セシルを連れ帰った時のミアの反応は、マリックの想像以上だった。

 マリックは彼女のアメジストの瞳がキラリと光った瞬間をこの先一生忘れないだろう。

 涙ぐみ、嬉しそうにセシルの手を握ったミアは「ずっとあなたに会いたかったの」と彼女を歓迎し、セシルを連れ帰ったマリックに対しては一層深い笑みを浮かべてこれまでで最上級の感謝を述べた。

「本当に、マリック王子に頼んでよかったです」

 ミアは、まさにマリックの予想した通り、セシル自身を研究所から解放してほしかったのだと言った。続けて、マリックに「試すようなことをしてごめんなさい」と心から謝罪した。

 ミアの泣きそうな顔を見ているとマリックも彼女を咎める気になどなれず、むしろ自分は信用されていなかったのだなと過去の己を恥じるほどであった。

 次いで、自分がセシルを連れ帰らなかったらどうするつも

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